バナラシ3日目。この日も朝5時に起きて、学さんと待ち合わせて、朝陽を見に行く。今日はちゃんと川岸から観測。向こう岸の林からじわじわと太陽が出てくる様子を、この目に焼き付けておいた。子供たちが朝5時の夜明けから広場でクリケットをしていて「早起きだなぁ」と感心したものだ。

イケメン。

「ガンジス川でシャボン玉」

彼にシャボン玉セットをあげたら、喜んでくれた。1時間くらい一緒に遊んでました。写真を撮ると嬉しそうに見てくれた。言葉はあんまり通じないけど、別れ際に「フレンド」って言ってくれたのは、かなり嬉しかったよ。

3日目はのんびりしたスケジュールで、散歩をしたり、ご飯を楽しんだり。学さんが、バナラシで髭剃りにチャレンジ。

何十年やってるんだろう。カリスマ親父です。

真剣な目。

さっぱりしました。学さんとはバナラシで別れて、そのあと彼はエジプトに行くとのこと。世界一周、引き続き楽しんでください。

夕方、バナラシ発アーグラ行きの夜行電車に乗る。電光掲示板になぜか我々の乗る予定の列車だけ表示が出ず、列車が数時間遅延するという情報に惑わされたり、あくせくと大変だった。駅のホームはカオスで、人がうじゃうじゃ、渋谷駅以上の混み具合。ホームに寝てる人、物売り、いろんな人種が混じっていてバナラシ駅は凄い光景。生きているか死んでいるかわからないような老女がホームに布にくるまって横になっていて、数十匹の蝿がその上を集っている姿を見たときは、どうしようもないんだけど、いたたまれない気持ちになった。本当に哀れな姿だった。なんとかギリギリ乗車には間に合ったものの、その列車は悪夢の「コックローチトレイン」。一晩で20匹以上のミニゴキブリを退治。そのおかげで同乗してたアダムと仲良くなり、楽しい夜になった。

バナラシ3日間、たくさんの出会いがあり、素晴らしい日々でした。わずか3日だったけど、すごく長く感じた。早起きしたおかげかな。初めてインド来る方には、バナラシお薦めです。

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