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鶴田浩之の個人ブログ | since 2005

Month: 8月 2010 (page 2 of 5)

【インド旅2010】バナラシ3日目 ガンジス川の御来光

バナラシ3日目。この日も朝5時に起きて、学さんと待ち合わせて、朝陽を見に行く。今日はちゃんと川岸から観測。向こう岸の林からじわじわと太陽が出てくる様子を、この目に焼き付けておいた。子供たちが朝5時の夜明けから広場でクリケットをしていて「早起きだなぁ」と感心したものだ。

イケメン。

「ガンジス川でシャボン玉」

彼にシャボン玉セットをあげたら、喜んでくれた。1時間くらい一緒に遊んでました。写真を撮ると嬉しそうに見てくれた。言葉はあんまり通じないけど、別れ際に「フレンド」って言ってくれたのは、かなり嬉しかったよ。

3日目はのんびりしたスケジュールで、散歩をしたり、ご飯を楽しんだり。学さんが、バナラシで髭剃りにチャレンジ。

何十年やってるんだろう。カリスマ親父です。

真剣な目。

さっぱりしました。学さんとはバナラシで別れて、そのあと彼はエジプトに行くとのこと。世界一周、引き続き楽しんでください。

夕方、バナラシ発アーグラ行きの夜行電車に乗る。電光掲示板になぜか我々の乗る予定の列車だけ表示が出ず、列車が数時間遅延するという情報に惑わされたり、あくせくと大変だった。駅のホームはカオスで、人がうじゃうじゃ、渋谷駅以上の混み具合。ホームに寝てる人、物売り、いろんな人種が混じっていてバナラシ駅は凄い光景。生きているか死んでいるかわからないような老女がホームに布にくるまって横になっていて、数十匹の蝿がその上を集っている姿を見たときは、どうしようもないんだけど、いたたまれない気持ちになった。本当に哀れな姿だった。なんとかギリギリ乗車には間に合ったものの、その列車は悪夢の「コックローチトレイン」。一晩で20匹以上のミニゴキブリを退治。そのおかげで同乗してたアダムと仲良くなり、楽しい夜になった。

バナラシ3日間、たくさんの出会いがあり、素晴らしい日々でした。わずか3日だったけど、すごく長く感じた。早起きしたおかげかな。初めてインド来る方には、バナラシお薦めです。

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【インド旅2010】バナラシ2日目 〜 ガンジス川で沐浴

バナラシ2日目の朝。寝苦しい夜だった。午前5時に起きて、ガンガーからの出る朝陽を見に行くことにしていた。が、ゲストハウスの玄関が閉まっていて外に出られない。外はまだ暗い。薄闇の中を、野良犬がうろうろしている。仕方ないからゲストハウスの屋上から朝焼けを見ることにした。

この夜明け前の三日月は、今まで見てきた中で一番美しいものだったかもしれない。

あいにく下層の雲が多くて日の出は見れないかと諦めていたのだけれども、ふとしたときに雲間から太陽がひょっこり姿を見せ、その輝きを余すことなく放っていた。日の出というのはいつどこで見てもいいものだ。日本ではそのとき午前9時。昼に向けてその陽射を強め始めたくらいの時間帯だ。そんな太陽を、僕らはここで静かに見ていたことになる。なんだか不思議な気分だ。

完全に明るくなってから、ガンジス川へと向かう。途中、路地でチャイを飲む。バナラシの人々は、朝起きてチャイを飲んでからガンジス川に沐浴にいくそうだ。

インドには野良犬がいっぱい。狂犬病には気をつけろと言われるけれども、ほとんどの犬がおとなしくて可愛い。

野良犬だけでなく、野良牛もあちこちにいる。カッコいい牛だ。日本の牛とは少し違う。
インドでは牛は神聖な生き物なんだ。

でも狭い路地を曲がってそこに牛がいて「モォオォォォォ」とか言われると本当にびっくりする。

歩いて15分くらいでガンガーの川岸についた。向こう岸から照らす太陽の光に包まれる。
朝焼けがガンジスの水面に映しだしたあの光景は、忘れられない。

ケダールガート付近で、パプーと再会する。昨夜、別れ際に「明日もし来てくれたら長澤まさみの写真とか見せるよ」って言ってくれて、今日も色々案内してもらえるとのことだった。昨夜はチップを渡そうとしたら、「いいよ、いらないよ、ダイジョウブダイジョウブ。」って断られて。いい人だった。インド人に遠慮されたのは人生で初めてだった(笑)

野良ヤギもいる。

ガートで沐浴する人々。

というわけで、沐浴しよう!

ここで沐浴せずに、何のためにバナラシに来たと言えるのだろうか。ここで何もせずに帰ったら、間違いなく後悔するだろう。たとえ赤痢になろうとも、毛穴から細菌が入り込んで高熱が出ようとも知った事ではない。「日本人には免疫が無いから、ガンジス川で沐浴すると80%以上の確率で赤痢になる」とも聞く。そんなの迷信だ!大丈夫でしょ。たぶん!

というわけで入ってきた。ガンジス川に抱かれてきた。女の子も、普通に入っていた。

めちゃめちゃ濁ってたけど、ひんやりして気持ちいい。水をよく見てみると、何か小さな塵のようなもの浮遊していて、それらが集まってこの濁りを形成しているようだ。たぶんこの水の成分を分析すると、あんなものやこんなものがうようよしているんだろうけど、いちいち気にしていられないじゃん。ここはインドなのだ。東京の高級ホテルの綺麗な屋内プールではないのだ。そういえば昨夜、この川に何か流れてたっけ。

ガンジス川で沐浴すると、現世のすべての悪事が浄化されるらしい。よかった。これで安心だ。冗談抜きで、沐浴後は本当に体がすっきりした気分になったのである。清々しい。

僕らが気持ちよさそうに泳いでいると、ボートの上から欧米人らグループが「Oh! クレイジー… 」とかぶつぶつ言いながら優雅に通り過ぎていく。いいさ、人目を気にして生きる必要なんて無いのさ。日本人もボートの上から「えっ!?ジャパニーズ?!」って尋ねてくる。あれ、ガンジス川って頻繁に外国人が沐浴体験したりすると思ってたんだけど、けっこう少数派らしい。光栄なことだ。

少年たちが、器用に前中しながら飛び込みダイビングをしていた。流石である。

俺も飛び込んでみた。カッコ悪い。

それから、パプーと彼の友達に、ケダールガートの寺院に連れていってもらう。
ガンガーで身を清めた者しか入れないとのこと。
シヴァ神、ガネーシャ、色々神様の話を聴いた。よく分からなかったけど、「祈り」はやっぱり凄かった。

その後のチャイはまた一段と美味しかった。

まだ午前9時だった。早起きすると一日が長い。パプーの従兄弟が経営しているゲストハウスに案内してもらう。

彼は、パプー以上に日本語が上手だった。漢字もほとんど読み書き出来た。日本にもたくさん友達がいるらしい。日本の大学で書かれたインドに関する研究論文を、華麗に読み上げていた。すごいね。

ここで例の「長澤まさみがインドに来た時の写真」を見せてもらった。あ、本物だ。
さらに塚本高史、志田未来ちゃんの写真も見せてもらった。志田未来ちゃんは天使みたいだった。
写真はWebには載せられないけど、彼らを尋ねたときは見せてもらってください。

ここでは完全にオーダーメイドで布からサリーやアリババなんかを作ってくれる。
完全にツーリスト向けの料金設定だから値段は高かったけど、綺麗な布をいろいろ見せてもらって楽しい時間を過ごすことができた。

夕方、同じゲストハウスに泊まっていた日本人の学さんと再会。彼は現在、世界一周中で、中国やネパールから回ってきて、次はエジプトに行くそうだ。同じ九州出身で、旅好きということで話も弾んだ。夜は、学さんと一緒にゲストハウスの向いにあるレストラン「SANDHYA GUEST HOUSE」でディナー。

ここのラッシーと、Spring Rollは本当に美味しかった。お薦め。

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