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鶴田浩之の個人ブログ | since 2005

Month: 2月 2011 (page 3 of 3)

SFC生のバス通学を支援するiPhoneWebアプリ「SFC BUS」を作りました

SFC生のバス通学を支援するiPhone Webアプリ「SFC BUS」を作ってみました。1月中旬に型が出来て、友人数人に使ってもらっていたのですが、だいぶ安定してきたので一般にも公開しました。

もともと僕が、SFCに行くときに(家を出る時や、電車を降りてバスに乗り換える時など)サクっと次のバスの時間を調べられるようなものが無いかというニーズをずっと持っていて、わざわざiPhoneでバス会社の時刻表を見たり、Clipで確認したり、紙で見るのがすごく手間で大変だったという背景があります。そのため自分で時刻表をPDF化してiPhoneのGoodReaderなんかに入れたりもしたんですが、行き帰りや土日など複数パターンあって切り替えが面倒くさく、あまり定着しませんでした。

そこで自分でそういうニーズを満たすアプリを作ったらどうかなっていうことで、一見ただ時刻表を表示するだけのアプリですが、ちょっと作ってみました。見た目こそ時刻表の表示機能しか無いですが、使う人(つまり自分)が一番使いやすいということを一番に設計しています。

基本機能として以下を盛り込みました。

iPhoneの位置情報を使って、現在地から一番近いバス停の時刻表をアプリが自動的に判断して表示する
(例えばSFC構内にいるときに起動すると、SFCからのバスの発車時刻表が表示されます)

曜日ごとにダイヤが違うので、それも自動的に判別して表示する

あとは2週間かけて徐々にアップデートを重ねて、現在バージョン1.10のテスト中です。

iPhoneのホーム画面に追加して、純正アプリと同じようにアイコンから起動することが可能に
・「次のバス」表示機能、また次のバスまでのカウントダウン表示
・1本ごとのバスの「混雑指数」を表示
(※ データベースはまだ存在してません、頑張ってつくります…)

混雑指数(5段階)の表示機能は、僕のなかで一番面白いと思っていて、例えば午前中の授業前とか大教室の使われる時間帯、学期初め、テスト期間などは混雑指数を高めたり、雨の日は混雑指数が1段階上がるといったアルゴリズムを考えています。その部分はフィードバックをとりながら、正確なデータが取れるように試行錯誤中です。時刻表や混雑具合があらかじめ分かれば、次のバスに間に合えとダッシュで走って結局乗れなくて非常に悔しい思いをするとか、そういう無駄が無くなるかもしれません。

開発はHTML5とCSS3とJavaScript(Ajax)で書いていますが、HTML5もCSS3もJavaScriptも僕はほとんどまだゼロから書けないので、リファレンスやGoogle先生と格闘しながらやってます。多分いろんな部分で無駄がありますが、とりあえず今は動けばいいやみたいな(笑)そういう状況でも、十分自分が想像していたものが作れてよかったです。

SFC生でiPhoneを使ってるバス通学のみなさん、よかったら使ってみてください。
4月にも正式リリースしたいと思います。

http://sfcbus.com/
(iPhoneからアクセスして、Safari「ホーム画面に追加」でホーム画面にアイコンを追加してください)

次のバージョンのイメージ画像

想像力と行動力の関係について思うこと

僕が何かを作りはじめたり、自分の意見を対外的に発言するようになったのは今から6年前の13歳のときで、それ以来ずっと僕の頭の中を支配し続けている、ただ一つのシンプルでごく当たり前の考え方があります。この一つの考え方が、良くも悪くも僕の人生の方向性を変えてしまった。それは、結局のところ「自分の頭で考えていることが、全てをつくりだしている」ということ。

自分の人生に起こることは、意識するしないに関わらず自分が選ぶ「考えの蓄積」の結果だという事は、普通に考えれば当たり前のことなんだけど、日々繰り返しの生活によって思考停止している状態だと、なかなか理解が難しいかもしれない。たとえば「自分には出来っこない」という消極的な考え方をしていては、時間の経過とともに自信のないネガティブな人間を作っていくのは当たり前じゃん、という類の話です。たとえ根拠の無い自信だとしても、「自分にはきっとできる」という考えのほうが、(少なくとも)物事の方向性がより良くなるのは誰でも分かると思うし、実際に心理学的研究においても結果が出ている。

つまり、自分をつくる外面的な情報、言葉や、行動や、習慣、自己表現、さらには周りの環境や人間関係さえも、元を辿ると自分の頭の中にあった小さな考え方であることが言えると思う。ある種の考えが人を作り、ある種の考えが人を動かし、ある種の考えが組織や社会をつくる。僕はそのことに13歳の時に気づいて、人生が突然楽しくなった。なぜなら考え方次第で、自分自身の未来などどうにでもなると思ったから。(それまでの僕の人生は病気や不登校などで、あまり楽しいものとは言えなかった)

他人や常識に支配される人生ではなくて、自分の人生の当事者になろう。
僕はそう、心に誓った。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザー・テレサ

それ以来、将来の自分が幸せになれるだろうか?ということよりも、思う存分「今の自分」で何が出来るだろうか、といった冒険的で、挑戦的な人生が始まりました。人の生命活動とは、過去にも未来にもなく、今この瞬間にあるのだから。

想像の蓄積 → 行動力

僕は、自分自身の経験を通して、あらゆる行動力の源にあるのは、想像力の蓄積だという仮説を立てました。真に行動力があり結果を出している人や、周りにどんどん人が集まってくるような人は、ただ情熱だけで動いているわけではなくて(情熱だけで動いている人は、大抵はしばらくするとどこか居なくなる)、常に考えることをやめず、学び続け、頭を使って想像力を働かせている。「どうすれば相手は喜ぶだろうか?」とか、「どうすればもっと良くなるだろうか?」とか、「今日は昨日と違うどういう生き方をしようか?」とか、常に疑問符を持ちながら、生きている。その日々の想像力の積み重ねが、ある程度の閾値(その閾値は、人それぞれだと思う)に達したとき、爆発的な行動力となって人を突き動かすエネルギーになる。それは、ふだん意識しているかしていないかは特に問題ではない。無意識にでも習慣的にアイデアを探し求めている人は結構たくさんいて、そういう考えを持った人たちは、常に世の中に新しい価値を投げかけている。僕はそう思っている。

自分自身の体験や、試行錯誤の中から導きだされた考え方の蓄積があって、それが行動力としてコンバートされているような人に会って話すと、僕はすごくエネルギーを感じる。

この記事を書くきっかけにもなった『原因と結果の法則』という本は、14歳頃に初めて読みましたが、とても示唆に富んだ1冊でした。

この記事は2011年2月4日に執筆されました。author: @mocchicc
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