バス通学のSFC生のためのiPhoneのWebアプリ「sfcbus.com」の最新バージョンをリリースしました。iPhoneのSafariで「sfcbus.com」にアクセスするだけで使うことができる、Webアプリです。SFC生でiPhoneユーザーな方は、ぜひ使ってみてください。
主な機能
・位置情報を取得して、現在地に一番近いバス停からの時刻表を自動的に切り替えて表示
(大学構内にいるときは大学→駅までのバス、学外にいるときは駅→大学に向かうバスを表示)
・次のバス、2番目、3番目のバスを表示。ツインライナー、笹久保経由の表示に対応。
・駅に向かうバスでは、主要な路線への乗換案内を表示
・バス1本ごとの混雑指数を推測して表示
(曜日、時間帯などをベースに、前後の大教室での授業の有無、天候によって変化します。)
ユーザーには何もさせないという設計思想
このアプリは、起動するだけでユーザーが今必要な情報がすぐに表示されるように設計しました。大学と駅を結ぶバスの路線ですから、一般的な乗り換え案内サービスのような、発着地と時間帯をわざわざユーザーが入力するようなことはナンセンスだと思っています。iPhoneの位置情報から現在地を測定し、現在時刻以降のバスの時刻が表示されるようにしました。土曜、日曜のダイヤにも対応していて、ユーザーは現在時刻やバスの発着地などをまったく意識することなく、ナチュラルにこのアプリを使うことができます。
ソーシャルによって得られる混雑指数
次のバージョンはユーザーが現在のバスの混雑状況を、ワンタップで報告しあえるようなシステムを考えています。ソーシャル天気予報のように、直近の10分間のデータを集めて、バスが今どれくらい混雑しているのか正確なデータを出します。SFCのバス混雑は、有史以来の問題でした。まずは春学期間、全てのバスの混雑データを取得して、その問題解決を考えてみたいと思います。
自分が使いたいものを創る
サービスづくりの基本は、やはり「自分が使いたいと思うものを創る」に限ると思います。僕はSFCに通いながら、あと15mのところで目の前のバスを逃してしまったり、ダッシュで走ったのに乗ったあとも3分間停車していて「走った意味なかった・・・」とか思ってしまった経験が何度もあり、手元ですぐ時刻表を確認したいニーズがありました。バス会社のサイトは時刻表に辿りつくまでに5ステップくらいあるし、フォームを入力する必要もあり、そのへんを簡素化するものをiPhoneアプリで実現できないか、という自分のニーズが、このWebアプリを作ったきっかけです。で、どうせiPhoneで創るなら位置情報とか色々使える要素を使おう、ということで今のような仕様になりました。
コードは主にJavaScriptで書いています。デザインに一部CSS3を使っています。仕組みとしてはとてもシンプルです。Webアプリのため、細かいアップデートや修正も簡単にでき、アクセスするだけという手軽さが特徴です。
「もっとこうしたら?」といったアイデアがありましたらぜひ教えてください。