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鶴田浩之の個人ブログ | since 2005

Category: コラム・エッセイ (page 10 of 16)

【感想】映画「スティーブ・ジョブズ」試写会と映画館で、2度見てきました。2回目に感じることが大きかった。

「スティーブ・ジョブズ」映画の感想

9月下旬、2013年11月1日公開の映画「スティーブ・ジョブズ」のマスコミ向け試写会にご招待いただき見てきました。そして一昨日、映画館で封切りになったことを受けて、改めて大きなスクリーンで2回目を見てきました。原題の『JOBS』は、全米では8/16に公開だったので、サンフランシスコ滞在中にも見る機会がありそうだったのですが、帰国と同日になってしまいタイミングが合わず。

“最低な男が、最高の未来を創った。”

映画の感想ですが、楽しみにしてた通り、面白かったです。ただ見終わったときは「賛否両論がありそうだな」というのが素直な感想でした。これまで明らかになった様々な文献などで、スティーブ・ジョブズのことをよく知っている人ほど、この映画は物足りないかもしれない。そう、彼の人生は2時間ちょっとという映像の中で収まるスケールではないんだろうな。見終わった感想は「あれ、もう終わり?この続きが見たいんだよ」という感じでした。実際に映画の口コミサイトでも、賛否両論分かれているようです。僕が賛否のどちらにいるかといえば、もちろん「賛」です。ぜひ、映画館で見てみてください。

僕は起業家ということもあり、どちらかと言えば普通の人よりも誰かに憧れたり、負けず嫌いだったり、ミーハーな性格だと自負しています。スティーブ・ジョブズの本は、10年ほど前の中学生時代に無心になって読んだことを記憶しています。そんな僕にとって、映画としての完成度はもはや重要ではなくて、映像化されたスティーブ・ジョブズのエピソードを見るということ自体に、価値があることでした。Apple製品に囲まれて仕事をしている一人の消費者としても、スティーブ・ジョブズという存在に大きな影響を受けているはずですし、彼の生前の功績に対して心から尊敬しています。

ジョブズの本を読み漁っていた14歳頃、九州の片田舎にいた僕は、世界は広いんだなと人生がワクワクするようになりました。彼の真似事のように17歳のときにインドを旅してみたり、10代の頃から敷かれたレールの上を歩かず、いま世の中に存在していないものを創るために、起業家としてリスクを取るという人生を選びました。彼のエピソードは、人生に常にポジティブにさせてくれるものです。

世界で唯一の男のエピソード

映画「スティーブ・ジョブズ」は、彼の大学時代である1971年から始まります。Apple Computerを創業し、解任され復帰を遂げるところまでが描かれています。ジョブズがApple社をガレージで創業し、Apple I、Apple II、Lisaとプロジェクトを進めながら、Macintosh を世にリリース。しかし取締役会の反発から経営陣から解任されました。その後、NEXT/ピクサーを創業し、Appleに復帰後はiPod、iMac、iPhoneと次々と革新的なプロダクトを生み出していく、世界で唯一の男のストーリーが描かれています。

この映画を見て物足りないと感じた方は、講談社から出版されている本も、ぜひ読んでほしいと思います。

主演は、アシュトン・カッチャー。35歳の彼が、50代のジョブズを演じる役作りには大変驚きました。アシュトン・カッチャーの演技は、とても良かったと思います。音楽もまた、記憶に残るトラックが数曲がありました。僕は映画においては、ストーリーというよりも絵作りと音楽に影響を受けやすいのですが、これもまた好きなサウンドトラックCDの一つになりそうです。仕事中は作業用BGMで、好きな映画のサウンドトラックCDを良く聴いています。

ぜひ予告編を見てみてください。

【映画】スティーブ・ジョブズ 予告編

2回目を映画館で見たら、感想が変わった

映画館で改めて見てきました。1度目と2度目では、まったくもって感想が違いました。結論からいうと、2回目のほうが深く感じることができました。

映画の序盤で、復帰を遂げたジョブズがiPodをプレゼンテーションするシーンで、なぜか泣いてしまいました(1回目はそんなこと無かったのに)ああ、もう彼はこの世にいないだなぁと思うと、少しせつなくなったのです。あの子供が好きなおもちゃを自慢するような、ユーモア溢れるプレゼンをもう一度、生で見たかった。

最初に「この映画は賛否両論ありそうだな」「もはや映画の完成度というよりも、映像化された作品を見ることが僕にとって重要だった」と書きましたが、2回目を見終わったとき、映画として、凄く完成度が高いと感じられたのです。なんでだろう。映画でのシナリオが分かっていた上で見ると、細かいディティールまで目がいって、いろんな深みを感じられるものでした。

劇場公開が終わって、iTunesからダウンロードしてもう一度見るのが楽しみです。次は誰と見ようかな。

年末に引っ越す予定の実家に、iPadとテレビをプレゼントすることになったので、ついでにApple TVも購入して、次はこの映画を、両親と一緒に見れたらいいかなと思います。「俺は14歳の頃からずっと、こんな人たちの人生に少しずつ影響受けていて、これから少なくとも30年間くらいは起業家として生きていくつもりなんだよ。」ってね。

映画『スティーブ・ジョブズ』公式サイト

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すでに映画を見たという方も、ぜひiTunesで配信開始された「JOBS」のサウンドトラックCDを、視聴してみてください。映像が蘇ってくるはず。
iTunes – JOBS サウンドトラック

StagePassってアプリ凄かった!iPhoneの音楽プレイリストが、ライブ音源になる魔法のイコライザ

StagePassというアプリは、iPhoneの音楽プレイリストを「ライブ音源化」してくれる魔法のイコライザーアプリでした!好きなアーティストの曲を、世界の30箇所以上のライブハウスの空気感で再現。使ってみて感動、有料ですが100円を払う価値があるアプリです。

日本の皆様、愛をありがとう!! 音楽アプリチャート1位、全体で6位になりました!!!

「人生を変えるアプリ。新しい音世界の始まりだ。」- Westword
「StagePassは、驚くべき音楽体験への確かな道である。」 – AppModo

StagePassは、音楽を驚きの経験にする新しい方法です。世界有数の会場で、オーディエンスの一人となって、貴方だけの音を聴いてみましょう。
これは、会場の豊かな音の空間の微妙なニュアンスを再現するアプリです。

約2年間の開発期間中、各会場に足を運び、生の音を聞く事で、僕達は遂にこのStagePassを作り上げ、特製のバイノーラル・マイクを使用することで、会場の生の音を、今までにない形、音質、イメージで、クリアに再現可能にしました。
さあ、ヘッドフォンを着けて、会場の広さ、形、そして目の前にあるステージを感じて下さい。

自分だけの体験を作り上げましょう。地元の大好きなバンドの演奏を、大きなシアターやコンサートホールで聞いてみてください。
有名アーティストのデビュー当時を思い出して、彼らのライブハウスでの演奏をもう一度聞いてみてください。
音の可能性は無限大に在ります。

簡単にいえば、iPhoneに音楽プレイリストをライブ音源に変えてくれる、イコライザーアプリ。僕はもともと音楽の向き合い方として、高い解像度でじっくりと楽しむことが好きだったので、原曲を尊重して、イコライザ系統はあまり使っていませんでした。(もちろんアーティストの生のライブ音源は、プレイリストにたくさん入れています)

イヤホンにもけっこう投資をしてきたわけですが、あまり期待せずに再生してみたところ、このStagePassというアプリ経由の音楽は、素晴らしいライブ体験に誘われてしまいました。

原曲に飽きてしまった曲も、新鮮な体験に

世界の20種類以上のライブハウスの空気感を、再現してくれます。原曲では聞き飽きてしまった音源も、このアプリを通して新たな新鮮さを感じました。

何気なく有料ランキング上位にいたのでずっと気になってたんだけど、買ってよかった! 音楽好きな人は、きっと100円払う価値ありです。

ss 2013-11-08 15.03.26

StagePass – App Storeからダウンロード

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